これまで勉強方法の定番といえば暗記でした。英単語を覚える、公式を覚える、ほとんどが暗記です。しかしご存知の通り暗記で覚えたものは時間とともに忘れてしまいます。「受験のため」「学年順位のため」であればそれなりの効果はあると思いますが、それが教育の本質でしょうか。
英語学習で考えるとどうでしょうか?
日本では中学から英語の授業が始まり(最近は小学生でも始まっていますが)高校までの6年間。長ければ大学卒業までの10年間学びます。しかしこれほど長く学んでいるにも関わらず、英語を話せる人はほんのわずかです。
ところが1年間留学していた学生は流暢に英語を話すことができます。この違いは何でしょうか?
留学した学生は英語を「体験」していたのです。つまり10年間の暗記よりも1年間の体験のほうがずっと効果があるということです。
「そんなことあらためて言われなくても当たり前でしょう」と思われるかもしれません。しかしこれまでの教育は「体験型」ではなく「暗記型」を選んできたのです。これは学校だけではなく、習い事においても同じことがいえるでしょう。