ランキングからわかること
このように見ていくと上位はほとんど変わらない定番の習い事です。
また10位のスポーツ系が細かく分かれてくるのでしょうが、サッカー、武道もスポーツ系と考え、また書道と習字も同じと考えるなら、10位にプログラミング、ロボット教室が入ります。
これまでランキングに入らなかった「プロ蔵mンぐ教室」「ロボット教室」とは何でしょうか?まずはその始まりから見てみましょう。
文部科学省の学習指導要領改訂
2020年度より公立小学校でプログラミング教育が必須となりました。
目的としては「創造力、論理的思考能力、問題解決能力」を育てるため、またIT関連の人材育成などがあげられています。
これを受け、プログラミング教室、ロボット教室が増えました。
保護者の反応
このプログラミング教育について小学生のお子さんをもつ保護者対象に調査したところ次のような結果となりました。
・必修化することは知っていたし、内容も知っている(23.2%)
・必修化することは知っていたが、内容は知らない(57.2%)
・知らない(19.7%)
※MMD研究所調べ
教育現場
2019年に教育現場を調査したところ「プログラミング教育についての具体的な内容は決まっていない」とのことでした。現場の先生は毎日の業務に追われている中、新たにプログラミング教育を加えることは難しいのでしょう。
現場でまだ手探り状態の中、保護者がプログラミング教育の内容を知るはずがありません。
プログラミングは「なんとなく聞いたことはある」「気になる」存在ですが、内容がよくわからない存在のため、入会をためらってしまう。このランキングにはそのような心理が表れているように思われます。